ふく射熱の暖房
明らかに違う温熱環境の良さ 暖かさに包まれる・・・常識、想像を超えた温熱環境・・・
残念だが、体感するしかこの良さを知る方法は今のところないと思います。
例えば、なぜ露天風呂から出てもしばらく寒さを感じず、気持ち良く平気で外にいられるのか?
大きな違いは、普通暖房は室内の空気を暖めるのに対して、パネルヒーターは放射熱(ふく射熱)で家を暖めます。 では、その違いが生み出す影響とは・・・
【放射(ふく射)】 電磁波及び粒子線の形でエネルギーが空間を進み、物体に達して熱に変わる伝搬現象。 宇宙空間を進む太陽放射がその一例です。
パネルヒーターは空気を暖めるのではなく、放射熱により床・壁・天井を暖め、暖かい周壁面から熱がまた人へと相互に熱のやり取りをします。例えば室温21℃の時、床温度20℃、壁温度21℃、天井温度22℃と温度差がほとんどありません。
通常の温風ヒーターなどのような暖房器具は空気を瞬時に暖め、暖めた空気をファンで送り出しています。だから、温風ヒーターの向きを変えてしまうと、温かみが感じられません。温風ヒーターの後ろは寒いのはそのためです。
ふく射熱で暖まった部屋にいる人体は、皮膚の表面だけが温まるのではなく、体の底まで温まります。その結果、「家の中から車に乗る間、玄関を出てからも、寒さが気にならない。むしろ気持ちがいいってことにもなります。これは、体が底から温まっているからです。
普通は寒くて家から出たくないが、ふく射熱で体が暖まっていれば外に出るのが気持ちいい、そんな気分にさせてくれます。 例えて言うならば、露天風呂から出てしばらく寒さを感じず、むしろ気持ち良く平気で外にいられる、あの状態です。
窓を開けて部屋の空気の入れ替えを行っ場合でも違いが・・・。
周壁面が暖かい状態を造り出すパネルヒーターは窓を開けるなどして、外から冷気が侵入しても、しばらくすると、また元の暖かい状態に戻ります。周壁面が温まっているからです。
空気を暖めている暖房は、暖かい空気が出て行ってしまえば、周壁面が温まっていなければ室内は寒く感じてしまいます。
私たちは体で温度を感じています。快適かどうかは実際体で感じる体感温度が重要なのです。
体感温度とは室温と周壁面の平均温度を足して2で割った温度なので、室内温度が同じでも、周壁面温度に差があると、温熱環境は全然違います。
例えば、パネルヒーターを使用した室温20℃、周壁面20℃の部屋の場合、体感温度は20℃となりますが、一方、温風ヒーターなどは室温20℃、周壁面17℃の場合、体感温度18.5℃となます。
体感温度を20℃にするには、室温が23℃必要となります。つまり、放射熱で暖めるパネルヒーターは、温風などで暖める暖房より室温が低くても体感は快適と感じることができるのです。
より、低温でも快適になるので経済的で健康的です。
温熱環境の違いは、不快感として現れます。こんな経験ありませんか?
リビングに階段をつけたら、階段のうえから冷気が降りてきて寒い。サッシの近くは冷気が気になって寒い。
まさに、コールドドラフト現象です。コールドドラフトは不快感をもたらします。