採光

採光とは、昼光照明ともいわれ、太陽光(自然光)を建物内に導入して良好な光の環境を造ることです。                  採光のポイントを知って上手に窓を設計しましよう。

自然光による昼光照明を計画する場合の注意点

  • 方位や天候等による明るさの変動が大きいこと。(例えば、南側は急に暗くなったり、明るくなったりします)
  • 過剰な明るさや眩しさをもたらす場合があること。
  • 室内へ日射熱が侵入し、冷房代を増加させてしまうこと。

天窓 天窓は通常の壁の窓(側窓)に比べて3倍の明るさ(照度)があります。

窓の高さ・形による明るさの使い分け 

  • 高い位置に窓をつけると部屋全体に明るさが分散されます。(均斉度が良くなります)
  • 低い位置に窓をつけると窓際の床面は大変明るいが(採光量が大きい) 、部屋全体には明るさは分散されにくいです。
  • 壁の中央付近に窓をつける場合は、縦長窓より横長窓の方が部屋全体は明るくなります。
  • 部屋いっぱいに明かり採りたい場合は、横長窓より縦長窓のほうがやや有利になります。
  • 同じ面積の窓の場合、大きな窓を1つ付けるより、いくつかに分散に配置した方が明るさが分散されます。

拡散性の高いガラス

ガラスブロックやすりガラスなどは部屋に入ってくる光の量は少なくなりますが、極端に明るい(照度が高い)部分がなくなり、部屋全体に明るさが分散されます。